アクセプタンスすると楽になる

アクセプタンス

アクセプタンス(受容)する

「自分が感じること」に罪悪感を持っている人は多くいます。「前向きに考えよう」「ポジティブな方がいい」と周囲の人や社会から学んで育ち、頭では分かっているのにネガティブになってしまうことに罪悪感を持ち、「こんな風に考える自分はダメだ」と自分を責めます。

特に敏感で傷つきやすい人や、不安になりやすい人は「こんな風に感じてはいけない」「もっと強くならなきゃ」と、自分の感じたことを否定することが多くあります。

自分の内側で起こることを、そのままアクセプタンスしていくと、ネガティブな感情をもつことに対して起こる自己否定や、自分への悪い評価を減らすことが出来ます。

起こっている あるがままを受け容れる

アクセプタンスでは、自分の内側で起こることを見つめ、批判やジャッジをせず受け容れていきます。感じる事を否定せず、「何を感じてもいい」と自分自身で受け容れて、その上で現実に対処していくようにすればいいのです。どんな感情も、考えも人それぞれ違うものを持つ権利があります。「そんな風に考えるのはおかしい」「そんなにネガティブではだめ」と他人から言われることもありますが、誰もが自分なりの感覚をもっていていいのです。

「何を感じてもいいなら、人を憎んで殺してもいいのか」という質問がよく起こりますが、感情を受け容れることと、感情にかられた行動をとることは違います。衝動的な行動や、我を忘れた感情的な行動をとることはアクセプタンスではありません。アクセプタンスでは、自分の内側で起こることを受け容れていきます。「自分の中には強い憎しみがあるんだ」と、ただそれを受け容れます。それを批判も、否定もしません。客観的に、気がついていきます。

感情を受け容れることができると、衝動的な行動が減ります

感情を受け容れていた方が、自分の内側の反応に振り回されないで、適切な選択ができるのです。

抵抗を手放す

受け容れるとは抵抗を止める、ということです。「私に憎しみなんてあるはずない」「あの人が悪いからしょうがない」と自分の内側の感情を否定すると、よけいにネガティブな感情を増やしたり、歪んだ思いを抱くようになります。他人への要求や不満として出てくることもあるでしょう。

自分の感情や考えに抵抗するとは、自分に背を向けて逃げ続けている状態です。自分から逃げようと走り続けても、走っているのが自分自身なので逃げることはできず、つらい状態が続きます。アクセプタンスでは、立ち止まって「逃げなくてもいいんだ、逃げつづけることで自分を苦しめていた」と気づいて、自分が持っているものを許していきます。

感情はただの感情

感情はただの感情であり、思考はただの思考です。感情も思考も、大きなエネルギーを持ちますが、変わりやすく、不安定です。波の様に、大きく激しい日もあれば、穏やかな日もあります。感情に振り回されてしまうと、不安定な波に翻弄され、ストレスが高くなります。感情はどんな風に起きてもいい、自分は現実で対応できる、とアクセプタンスできてくると、感情はただの現象で脅威ではない、消さなくていいし、必死に変えようとしなくていい、と精神的に落ち着いてきます。

準備が出来ていると、あまり起きない

ネガティブな感情も考えも起きても大丈夫、ただ観て、アクセプタンスして、そして日常に必要なことをして生活できる、という自信が出来てくると、ネガティブな感情や考えがあまり起きなくなります。受け容れる準備が出来ていると、ハラハラと気を使って逃げる準備をしなくなるので、本能的に安心感が増し、ネガティブな感情があまり起きなくなるので楽になってくるのです。

©2021 ADOR(心理セラピスト/公認心理師・宮沢みか)

【敏感さを楽にする】不安に振り回されやすい人のセルフケア4週間プログラム

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