コントロールできない領域にエネルギーをかけていませんか?

セルフケア
Traditional banca boat at Las cabanas beach in front of blue lagoon and exotic nature scenery in El Nido, Palawan, Philippines.

コントロールできる領域とできない領域を区別する

不安やストレスを扱うとき、自分がコントロールできる領域と、コントロールできない領域をしっかり区別することが大切です。

コントロールできない領域をしっかり分かっておくことで、変えられない領域にエネルギーを消耗し続けることを減らすことが出来ます。そして有効な方向へエネルギーを使うことが出来れば、望ましい結果を得ることが増えて、生活の満足度が高くなります。

コントロールできない領域

コントロールできない領域(または100%コントロールすることが不可能な領域)は……

・他人や周りの環境・状況

すでに出てきてしまった感情や考え

・すでに起こっている身体反応や感覚

・パニック発作や強い不安・恐怖などの発生

 敏感な人や繊細な人、不安になりやすい人の多くは、不安や恐怖が起きた時に、なんとか抑えようとしたり、「緊張しないで気楽にしなきゃいけない」「パニックを起こしてはいけない」など、反応や感情をコントロールしようとしがちです。すでに出てきてしまっているもの、すでに起こっている感情や反応は結果です。ストレスホルモンが分泌され、ストレス反応が起こることを意思で止めることは出来ません。

 感情や身体症状は、出てきてから止めようとしても止めることができません。

抑えようとすることで、より「自分にはコントロールができない」という感覚が強まり、ストレスや恐怖が強くなってしまいます。そのためストレスホルモンが増加し、さらに身体反応や症状、ネガティブな感情が強まってしまうという悪循環が起きてしまいます。

コントロールできる領域 

反応のとらえ方

・感情や考え、身体反応への対応の仕方

・身体のケアや生活習慣

 出てきてしまった感情や反応をどうとらえて、それにどう対応していくか、という部分は自分でコントロールができます。そして身体や心をケアしていく習慣も、自分でコントロールしてやっていくことができます。リラクゼーション法を行って身体の緊張を解し、強い不安や恐怖が生まれにくい状態にし整えたり、食事や睡眠といった生活習慣に気をつけてしっかり休息をとることで、疲れを回復させたり、自律神経やホルモンバランスを整えることが出来ます。

 そして、すでに起こっている身体反応や感情に対するとらえ方、対応の仕方を修正するために、カウンセリングで客観的に自分を見つめたり、認知行動療法のスキルを学び身につけて役立てることができます。

 また感情や身体反応のメカニズムを学び理解することで、何が起きているのかをしっかりと認識でき、安心感を生むことができ、ネガティブな感情の連鎖を軽減することができます。

普段自分がエネルギーをかけていることが、コントロールできる領域なのか、出来ない領域なのか、チェックしてみましょう。

©2021 ADOR(心理セラピスト/公認心理師・宮沢みか)

リラクゼーションの無料チュートリアル - 【敏感な人】不安や緊張を解消し心を落ち着けるセルフケア・スキル
簡単ですぐにできる、敏感・繊細な人のためのストレスや不安を癒す心のメンテナンスの方法を公認心理師から学ぶ - 無料コース

タイトルとURLをコピーしました