反応と自分を分けて考える

セルフケア

反応と自分を分ける

マインドフルに自分を観ていくとき、反応と自分を分けて考えます。

反応と自分を分けるというのは、強い不安や感情、身体の感覚などの起こってくる反応と、観察している自分自身とを分けるということです。

例えば強い不安があったり恐怖が起きると「また怖くなってしまった。自分はやっぱりダメ」「不安ばっかりで私は弱い」と、自己否定に入ってしまうことがあります。

動揺してしまった後や、人前で緊張して大汗をかいた場面の後などで、「私はどうしてこんなに弱いんだろう、自分はダメだ・・」というふうに自己嫌悪に入ってしまうことがあります。

強いネガティブな感情や反応を自分自身の弱さとつなげてしまっているからです。

けれど、風邪の症状だったら、咳がひどいから自分はダメな人間で弱い、という風にはならないと思います。メンタルの反応の場合、その線引きをするのが難しく、感情=自分、反応=自分としてしまいます。反応や感情と、自分自身の価値というもはイコールではありません。ここをきちんと線引きして、捉えていくと、余計な自己否定や自己嫌悪を起こさずに済みます。

反応は、自分の中に起きていること

「こんなにネガティブになってしまう私は弱くてダメだ」と反応してしまう自分を否定するのではなく、ただ、マインドフルに観察の視点から「私の中にネガティブな感情が今たくさん起こっている。それで、自分が弱いせいだ、とつなげる考えが起きている」という風に観ていきます。

反応を無くすのではなく、上手に扱えるようにする。

反応をなくそうとしてもゼロにすることはできません。生き残るための本能につながった恐怖や不安はどうしても起こります。ネガティブな感情をなくそうとすると、「ポジティブにしたかったのに、またネガティブになってしまった・・・」と余計に自己嫌悪が強くなってしまうこともあります。

ますますネガティブな感情や考えにエネルギーを消費してしまったり、ストレス反応を強めてしまいます。

マインドフルに自分の中から起こる反応を観ていると、反応から衝動的に行動せず、「不安が起きているけど、今の環境は大丈夫そうだから、落ち着いて休んでいよう」「怖いって感覚が起きているけど、これはいつものパターン。普段通りに対応しよう」と、落ち着いて行動を選ぶことが可能です。

「ネガティブな自分を変えなければならない」という考えではなくて、ネガティブな反応と自分を分けて観て、「ネガティブな反応は起こるものだ」と観察して、受け入れていくと、感情や反応に振り回されなくなり、心が安定してきます。

©2021 ADOR(心理セラピスト/公認心理師・宮沢みか)

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