敏感・繊細すぎてすぐ不安になるのはなぜ?

敏感・HSP

敏感・繊細すぎてすぐ不安になるのはなぜ?

敏感すぎたり、繊細ですぐ不安になってしまう、すぐ動揺してしまう、傷ついてしまう、怖くなってしまう、というのはしんどいものです。なぜ、敏感な人は他の人に比べて様々なことに反応し、動揺したり不安になってしまうのでしょうか?。

より広く、多くの情報を集めている

敏感な人は、いつも周りに注意を向けて、たくさんの情報をあつめようとする傾向を持っています。危険を早く察知して対処しようと、大きく広がる、高感度のセンサーで細かいところまで気を配り神経をはりつめています。情報をたくさん集めるため、不安要素が多くなり、危険かもしれない些細なことも集まってきて、不安になることが多くなります。

刺激に反応し恐怖を感じやすい

敏感な人は、小さな刺激にも、驚いてびっくりしやすかったり、恐怖をもちやすい、という傾向があります。大きな音が鳴っても、なんとも感じない人と、ビクッと酷く驚く人がいます。恐怖を感じやすいかどうかは、生まれつきのもので個人により差があるようです。

先の事を考えてしまう

誰でも、危険なことがあったり、脅威を感じる出来事が生じると、恐怖や不安を感じます。しかし、大丈夫だったと分かれば、「ああ、よかった」と普段の生活にもどります。敏感な人の多くは、その出来事が終わっても、「また何か起こるのではないか」と絶えず警戒し心配し続けている傾向があります。また、自分の中で予測して先のことまで考え、「悪いことになるのではないか」と不安が生じます。

反応自体は正常なこと

大きな地震が来る前に、観測所で揺れが感知されると「地震がきますよ」というアラートが鳴ります。そのおかげで、地震に備えたり、準備をすることが出来ます。

人の場合、何か危険なことやストレスがあったときの、危険を知らせるアラート音として、不安や恐怖という感情が出現します。「危険が来るかも」「危険だ」というアラートです。このアラート自体は危険を察知し身を守るために知らせる、正常な反応です。

空想にも反応する

アラート反応は正常な反応ですが、人間の場合、地震アラートと違って揺れが現実のものでなくても、アラート反応が起こります。実際の出来事ではなく、自分自身の中にある推測や、考え、予測などに対してもアラートが鳴ってしまうのです。

現実的に目の間にはこれといった事実がないのに、頭の中で「地震が来るかもしれない」という揺れの予測に対しても、不安や恐怖のようなアラート反応が起きてしまいます。周りが平和で何も心配なくても、頭の中でストレスがいっぱいだと、アラートが鳴り続けてしまうのです。

アラート反応を自分で責める

アラート反応としての不安や恐怖や、体の反応は他の人にも起こっていますが、敏感な人はそれを「よくないこと」と捉えてしまい、「どうにかしよう」と悩む傾向があります。「こんなに不安になるのは自分が弱いせいだ」「また怖くなってしまった、どうにかしなくては」という風に、自分のアラート反応である感情を責めたり、解決しようとして余計に拗らせてしまいます。

Served table in the restaurant

例えば大勢がレストランにいて、全員のスマホから地震アラートが鳴ったとします。みんな一瞬驚いて身構えましたが、でもどうやら大丈夫そう、とおさまったらまた日常に戻りました。

その中で、敏感さに悩む人は、自分のスマホからアラートが鳴ったことを「こんなところで鳴っちゃいけない」とあせって外に出て、アラート音を止めようと色々いじっているうちに、音が止まりました。実は何もしなくても止まったのですが、「慌ててあれこれやったら、止まった」と思います。そして、

「これからもアラート音が鳴ったら、外に出て色々いじってみよう。それとも、もう持って歩かない方がいいか、そうだ、タオルにくるめておけばいいかな」とその後も悩みます。

こんな風に、自分に起こったアラート反応(感情や身体の反応)を良くないこと、と責めたり、一生懸命どうにかしようと抵抗してしまいます。それが逆に、ただのアラート反応という不安や恐怖といった感情を強めてしまい、ストレスな存在にしてしまいます。

そして、またアラートが鳴ることに対して、慢性的に警戒して、ビクビクしながら「また鳴るんじゃないか」とひやひやしながら持ち歩いています。

実際に生命の危険やひどく有害なものがあるわけではないのに、自分自身の頭の中の考え、不安という感情そのものがストレスとなって、さらにストレスの反応、アラート音を生み出してしまうのです。

©2021 ADOR(心理セラピスト/公認心理師・宮沢みか)

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