敏感さを消そうとしない

セルフケア

敏感さは問題ではない

敏感さや繊細さでしんどい思いをしていたり、つらい思いをしていると、つい「自分の問題は敏感さそのものにある」と感じてしまいがちです。けれど、敏感さそのものは、問題ではありません。問題は、敏感であるせいでやりたいことが出来なかったり、行きたいところに行けなかったり、色々なことを出来なくなってしまいつらい、という風に生活に制限が出てくることや苦痛を感じることが問題なのです。

生活に制限がかかるとストレスが増える

制限とは、「あれがだめ、これがだめ」という自分にとってダメなこと、ダメな場所、無理な状況が増えてしまうことです。生活に制限が増えるほど、ストレスを感じることが増え、人生や生活の幅が狭まってしまいます。人生の選択肢が狭まってしまうと、様々な楽しい体験も出来なくなってしまいます。

制限が多くなるほど選択は少なくなり、自分が対応できる場所も少なくなり、無力感を感じるようになります。たとえば、敏感さによるストレスで、仕事に行けなくなったり、人と会うと傷ついてしまうために、だんだん人に会わなくなった、という風に自分が出来ること、居場所、OKな状況が減っていきます。

生活の質が下がる

制限が増え、選択肢が減少すると、生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)がどんどん下がっていきます。その人にとって人間らしい生活や自分らしい経験を重ね、喜びや幸せを感じることが少なくなってしまうのです。「生きていて楽しくない」「社会と上手くやれない」と、生きづらさを感じ、自己否定感も強くなってしまいます。

問題となってくるのは、敏感さのために制限が増え、生活の質が低くなってしまい、自己否定や苦しさを感じてつらいというところです。

敏感さを消そうとしない

敏感さがあるせいでつらいのだと思うと、敏感さなくそうとしたり、変えようとしたりします。「気にしない様になろう」「自分が弱いからだめなんだ。変わりたい」といろいろやってみますが、敏感さは生まれ持った気質であることが多く、本質的には変わりにくい領域です。すると、ますます「変われない自分」を責めるようになります。

自分の敏感さを消そうとすると、「敏感である限り自分は幸せになれない、楽になれない」ということになってしまいます。でも本当に楽で幸せなのは、自分でいられることです。

敏感さを消すのではなく、上手く扱えるようになって、生活に制限をかけずに、自分のやりたいことが出来るようにしていけば、敏感さは問題では無くなります。

©2021 ADOR(心理セラピスト/公認心理師・宮沢みか)

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