他人に振り回されやすい人は自分軸を意識してみよう

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自分軸と他人軸

「他人に振り回されやすい」「周りに影響を受けやすい」「すぐに動揺してしまう」「嫌だけど我慢して周りに合わせてしまう」といったような傾向を持っている人は、普段の考え方の軸が「他人側」に偏っているかもしれません。周囲りや他人のために気遣いをして行動できることは素晴らしい事ですが、行き過ぎるとボロボロになっても周りのために我慢して、結局つぶれてしまう…ということが起きてきます。

自分軸と他人軸どちらに偏りがち?

考えるとき、行動するとき、自分の感覚や思いを中心にしていますか? 他人や周囲の目などを中心にしていますか?

  • 自分軸:自分の感覚や思いを軸にものごとを考えたり、決定する、行動する。他人への配慮がないときや、人の意見を聞かない事もある。
  • 他人軸:周りとの調和や空気を大切にする。他人からの評価や、どう見られるかを軸にものごとを考えたり、決定して、行動する。我慢して合わせたり、自分を犠牲にすることもある。

どちらが軸になっていることが多いでしょうか?自分はどちらに偏りがちか、チェックしてみましょう。

自分軸と他人軸はどちらも必要で、バランスが取れているのが最も健康的な状態です。

振り回されやすい人は他人軸に偏っている傾向

他人軸に偏り過ぎていると、周りに影響を受けやすく、他人に振り回されやすくなります。他人の意見や評価、態度によって自分の在り方や行動を変えなくてはならないので、精神的に不安定になります。とくに敏感で、空気をよく読むタイプの人は、他人の気分や感情にもよく気がつきますので、周りに気を使い過ぎて疲れ果ててしまったり、自分を犠牲にしすぎて健康を崩してしまうこともあります。

他人軸の特徴

他人や周りに気を使う事は社会で生きていくためには必要な事です。バランスの良い他人軸では、他人への配慮や気遣いができ、困っている人のフォローや、周囲に調和を与えることができます。

けれど他人軸に偏り過ぎると、いつも「他人の目や評価」を気にして安定せず、ストレスの高い状態になります。

また、他人軸に偏っている状態では人から認められることを強く求めるために、自分の行動がいつも周囲の反応を期待したものになり、評価が得られない時のダメージも強くなります。

他人軸では…

✓周りの空気が良くなるように行動する

✓皆にとっていい結果を考えて行動する 

偏りすぎると… 

✓他人からの評価を中心に考えたり決断し、自分の思いは無視する


✓他人に言われたから行動する


✓結果を誰かや何かのせいにする「勧められたからやったのに、あの人のせいで…」


✓自分の価値を他人の評価で決める「悪く言われていたから私はダメな人間」


✓他人の意見や気分に翻弄される


✓依存的になり、他人への要求や不満が多くなる

自分軸では…

自分軸では、自分の感覚や思いを中心にものを考えたり、決めたり、行動したりします。

✓自分で感じ、考えて決める


✓選択や結果に責任を持つ


✓自分の価値は自分で決める

自分軸で考えていると他人に振り回されにくくなり、安定します。自分の価値は自分で決めるため、他人の評価や顔色をあまり気にしません。周りからの影響を受けにく揺らぎにくいので、自分の望みを達成しやすくなります。

偏り過ぎると…

✓周りを不快にさせたり傷つけてしまっても無頓着

✓独りよがりになり、周りの意見を聞かない

✓周囲から孤立してしまう

他人軸への偏りでストレスが増える

他人軸に偏り過ぎると、自分の気分も人生も他人次第という依存的な状態になっていきます。何かをするのも、やめるのも、中心は他人の目や評価になり、上手くいかない時の怒りの矛先や言い訳も、他人に向きます。

「言われたから、やったのに」「人に反対されたから、夢をあきらめる」「褒められそうな事をやる」「バカにされそうだから、やりたいけどやめておく」という風に、周りの目や評価を中心に考えるので、自分の本心や望み、思いを犠牲にすることが多くなります。そして上手くいかないと、後から「あの人のせいで」と恨みを持つということも起こってきます。

他人の評価や期待のためにエネルギーを使い、不安定なものを軸にしているので翻弄され、ストレスが高くなり、疲れやすくなります。また、自分の望みは無視されてしまうことが多くなり、だんだんと「自分が何をしたいのか分からない」「好きなものが分からない」という状態になることもあります

他人への要求や期待が高くなる

 他人軸に偏り過ぎた状態では、周囲に認められることが自分の価値を決めてしまうため、その分周りや他人をコントロールしたいという欲求が強くなります。認めてもらえないと深くダメージを受け「もっとこうしてくれたらいいのに」「~してくれない」と、他人への要求が多くなり、対人関係は依存的に、不安定になります。

そして評価が得られない事への恐れがつねに根底にあり、落ち着かず周囲を気にしてしまいます。

自分軸を意識してバランスをとる

対人関係でストレスを感じる時や、周りや環境への不満が多くつらい時は、自分軸と他人軸のバランスをチェックしてみましょう。
他人ばかりに気を使い優先して、自分が疲れ果ててしまっているなら、「自分はどうしたいのか?」「私は何が必要なのか?」と自分軸にバランスを戻して考えてみましょう。繰り返すことで、“自分はどうするのか”、という事を軸に考える習慣がついてきます。

自分軸と他人軸のバランスが取れていることが大切

自分軸と他人軸のバランスが取れている状態が健康的で楽な状態です。「自分も他人も尊重できる」どちらかに偏り過ぎず、自分の思いも大切にしながら、周りも大切にしていくことでバランスが取れてきます。

対人関係でストレスがたまりやすい人は、他人軸に偏っていることが多い傾向があります。他人に振り回されがちだったり、周囲が気になって疲れてしまう人は、日常生活で自分軸を意識してみましょう。

習慣は繰り返すことで新しく創っていくことができます。他人軸への偏りに気がつくたびに、「自分はどうしたいのか」「自分はどう感じているか」と、自分軸を意識してバランスをとっていきましょう。

©2021 ADOR(心理セラピスト/公認心理師・宮沢みか)

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